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はんだ付け不良とは

上手なはんだ付けのコツ」でお話ししましたように、正しいはんだ付けができていないとはんだ付け不良が発生する可能性があります。

 

ここでは、はんだ付けに不慣れな方が起こしやすいはんだ付け不良の代表的な例をご紹介します。

加熱のし過ぎ(オーバーヒート)

Dip部品における半田付け不良(オーバーヒート)
Dip部品における半田付け不良(オーバーヒート)
表面実装部品における半田付け不良(オーバーヒート)
表面実装部品における半田付け不良(オーバーヒート)

はんだ付けに慣れていない方に発生しがちなはんだ付け不良です。

 

コテ先温度が高すぎ、かつ当てている時間が長すぎる場合に発生します。

 

特徴としては、写真のようにはんだの表面にツヤが無くボソボソした感じになります。

 

対策としては、コテ先温度を下げ(360℃以下)、はんだゴテを当てる時間を短くして下さい。

はんだのなじみ不足(イモ半田)

半田付け不良(イモ半田)
半田付け不良(イモ半田)

はんだ付けに慣れていない方に発生しがちなはんだ付け不良です。


コテの温度が低すぎ、かつ当てている時間が短すぎる場合に発生します。

 

特徴としては、写真のようにはんだが母材(写真ではリード)になじまず、フィレット形状が富士山型ではなく丸みを帯びた感じになります。

 

丸みの内部には、空気の固まり(ボイドと言います)がある可能性が高く、この場合、はんだがリードに接着していない訳ですから導通がありません。

 

対策としては、コテ先温度を上げ(360℃まで)、はんだゴテを当てている時間を長くして下さい。

はんだショート(半田ブリッジ)

半田付け不良(半田ショート・半田ブリッジ)
半田付け不良(半田ショート・半田ブリッジ)

糸はんだの供給量が多すぎる場合に発生します。

 

はんだショート(半田ブリッジ)が発生してしまった場合は、「はんだ付けの準備」でご紹介した「はんだ吸い取り線」でショートしたはんだを吸い取り、その後再度はんだ付けをやり直して下さい。

はんだ付け不良発生時の解決方法!!

上の写真にあるようなはんだ付け不良が発生した場合の対処方法をご紹介します。

 

まず、不良箇所のはんだを除去するのですが、この時あると便利なのが「はんだ付けの準備」でご紹介しました「はんだ吸い取り線」です。

 

はんだ吸い取り線の使い方は以下を参考にして下さい。

手順1.

 

はんだ吸い取り線を除去したい箇所に当てます。

手順2.

 

加熱したコテで上から押さえつけます。

※抑えたはんだゴテおよびはんだ吸い取り線は動かさないようにします。

 

【ポイント】

この時のコテ先温度は、(はんだ吸い取り線に熱を奪われることを考慮して)はんだ付け時よりも10℃くらい上げておくと良いでしょう。

手順3.

 

5秒ほど経ったらはんだ吸い取り線とはんだゴテを同時に離します。

 

※はんだ吸い取り線に含有しているフラックスが付着しますので、IPA(イソプロピルアルコール)をウエスや綿棒などに湿らせて拭き取って下さい。

はんだの吸い取り(除去)不足があれば、上記手順1~3を再度行って下さい。

 

【ポイント】

この時の注意点として、はんだを吸い取った線は、必ずその都度ニッパーなどで除去(切断)し、新しい箇所の線を使用して下さい。

※ニッパーも「はんだ付けの準備」に掲載しております。

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