メタルマスク
高精度なメタルマスク印刷で、不良を未然に防ぐ
プリント基板の表面実装(SMT)において、はんだ付け品質の約7割を決めるといわれるのが「はんだペースト印刷」です。
株式会社古賀電子では、メタルマスクを活用した高精度な印刷技術で、安定した実装品質を実現しています。
メタルマスクとは
メタルマスクとは、プリント基板(PCB)のはんだペースト印刷に使用する金属製の版(ステンシル)のことです。
基板のランド部分にだけはんだペーストを載せるために使用され、SMT工程で欠かせない治工具です。
使用するはんだは「はんだペースト」で、糸はんだや棒はんだとは異なる専用の材料を用います。
メタルマスクの特徴
基板に部品を実装する前に、ランド部分へ均一で正確な量のはんだペーストを転写します。
メタルマスクにはランド位置に対応した開口部があり、スキージでペーストを押し込むことで、安定したはんだ付けにつながります。
メタルマスクの特徴
- 材質:ステンレス鋼(SUS304など)
- 加工方法:
・レーザー加工(主流・高精度)
・エッチング加工(薬品による加工、精度はやや劣る)
・電鋳加工(最高精度・高コスト、微細実装に最適)
- 厚み:一般的に0.1~0.2mm程度
- 開口形状:長方形・丸・台形など、部品ごとに最適化
SMT実装工程とメタルマスク
SMT実装は、以下の流れで行われます。
- 基板搬送
- はんだペースト印刷(メタルマスク使用)
- 部品(SMD)搭載
- リフロー(はんだを溶かす)
この中で「2.はんだペースト印刷」が最も重要な工程です。
不適切な印刷は、「はんだ不足」「ブリッジ」「ボイド」「マンハッタン現象」などのはんだづけ不良につながります。
ご相談・お問い合わせ
メタルマスクの設計から高精度な実装まで、古賀電子にお任せください。
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