プリント基板実装の高度技術者集団 古賀電子です。
先週(6/3~6/5)東京ビックサイトにて、プリント基板実装設備メーカーが一堂に会する実装ロボットテクノロジー展(JISSO PROTEC)が行われました。
今回最も印象深かったのは、基板実装設備メーカーの大御所である、Panasonic・ヤマハ発動機・富士機械・JUKIなどが、一部の電子機器や開発品で採用され始めている「03015チップ部品(電子部品の横のサイズが0.3mm、縦のサイズが0.15mm)」の実装が可能なマウンタをリリースてきた事です。
さらには一部の基板実装設備メーカーでは、さらに小さい「0201チップ部品(電子部品の横のサイズが0.2mm、縦のサイズが0.1mm)」対応のマウンタも出しているのにはとても驚きました。
但し、以前のブログ(「(SMD)0402チップ部品の実装」)でも書きましたが、0402チップ部品以下になると(0402チップ以上でも同じですが)表面実装マウンタだけでなく、半田印刷機やリフロー時の条件、さらには上流のプリント基板のパターン設計や基板製造でも対応が必要になります。
このような条件をクリアして初めてこのような微小チップ部品の基板実装が可能となります。
(このような理由により、上記0201チップ部品の本格採用はまだ時間がかかるものと思っています。)
それにしても、電子機器の小型化や高機能化に対応した電子部品の進化には本当に驚かされました。
現時点で古賀電子では、03015チップ部品や0201チップ部品の実装には対応できていないため、今後対応できるよう努めて参りたいと思います。
0402チップ部品などの微小部品の基板実装でお困りごとがございましたら、古賀電子までお気軽にご相談ください。